
誹謗中傷など、風評被害を受けるネット情報を消すのにかかる費用の相場は次の通りです。
上記はあくまでも相場の目安で、さらに高額な費用がかかるケースもありますが、従来に比べて費用をかけずに誹謗中傷を消せるケースが増えています。
2020年に入ってネット上で受けた誹謗中傷を理由に芸能人やテレビ出演者が自殺する事件が相次ぎ、ネット上の書き込み者を特定して高額な賠償金を得る事例もできました。
こうした時代の変化から昨今は各媒体管理者へ削除申請をするだけで、問題のある投稿や書き込みを比較的簡単に削除できるように変化しています。
削除対応に積極的なコンテンツの一例をご覧ください。
その他、大企業が運営するコンテンツで、誹謗中傷された人物や会社・商品のキーワード検索されると不特定多数の人に閲覧される可能性が高い情報は、削除申請するだけ簡単に消せるケースが多いです。
大手の掲示板やSNSは誹謗中傷被害を受けた方向けに削除申請のページや申請フォーマットを用意しているので、知識のない個人でも簡単に削除申請できるようになっています。
Yahoo!などのニュースになるような大手メディアが作った記事と、それに関連したコメントは簡単に削除することができません。
ニュース記事を削除したい場合は、記事作成元のメディアに対して事実と異なる内容や誹謗中傷を誘発する内容である問題点を指摘するなど、直接連絡して削除依頼を行ってください。
ニュース記事のコメント欄に書き込みされた投稿は、不特定多数の方が閲覧して風評被害の発生する可能性が低い情報として扱われ、元記事が残っている限りコメントは削除されないケースが多いです。
芸能人や会社、政治家など影響力が大きい人物や団体を対象にしたニュース記事を消すのは難易度が高いことを覚えておきましょう。
一般個人が特定される内容で誹謗中傷を受けている場合は柔軟に対応してもらえる可能性が高いです。
以前はネット上に多数の誹謗中傷などネガティブな情報が表示された場合、逆SEO対策をして解決する方法が主流でした。
逆SEOとは、関連ワードで上位表示されるWEBページを多数作り、誹謗中傷などネガティブな情報を上位表示させなくする対処法です。
逆SEOはたくさんのWEBページを作ってSEO対策を行うため高額な費用がかかり、誹謗中傷を消すにはお金がかかるイメージが根付いています。
しかし、昨今は逆SEOをしなくても、各媒体へ削除申請するだけで簡単に対処できるようになりました。
あまりにも誹謗中傷の情報が多い場合は逆SEOが効果的ですが、掲載元が限定されている場合は比較的簡単に対処できることを覚えておきましょう。
参考記事:逆SEO対策の目的と手法
ネット上に誹謗中傷されている書き込みがあり風評被害を受けている場合は、早めに行動することが大切です。
時間が遅くなると、問題ある投稿を見た人が新たな書き込みをするなど、負の連鎖が発生します。
費用をかけずに消せるケースが多いので、まずは各媒体の管理者へ削除申請を行いましょう。
それでも対処できない場合や投稿者に対して損害賠償したい場合は、誹謗中傷対策に強い会社や法律事務所へ相談してください。
この場合も早く行動するほど有利になることが多いです。